小数

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小数は新しい種類の数ではありません。姿を変えた分数 — 分母が10か、100か、1000の分数です。0.7 は 7/10。 0.35 は 35/100。小数点は、整数がここで終わり、10分の1がここから始まる、という目印にすぎません。

位は何を言っているのか

小数の各位は、ひとつ左の位の10分の1の値を持ち、点の右には10分の1の位、100分の1の位、1000分の1の位が続きます。3.47 では、3 は一が3つ、4 は10分の1が4つ、7 は100分の1が7つを表します。これは整数の並びをそのまま延長したもので、十は一の10個分、一は10分の1の10個分なので、右へ一歩進むごとに10で割ることになります。小数点は一の位がどこで終わるかの目印にすぎず、それ自体は独立した位ではありません。よくある間違いは、位を整数の呼び方のまま読んでしまうことです。点のすぐ右は10分の1の位であって十の位ではなく、一の位は点の左にあるので「一分の1の位」というものは存在しません。0もここで位を保持します。10分の1の位が0なら100分の1の位の7が保たれるので、その値は 7/100 であって 7/10 ではありません。確かめるには、点を無視して数字だけを読み、最後の位の名前を言います。347、つまり100分の347です。

百の位十の位一の位·10分の1の位100分の1の位1000分の1の位
100101·1/101/1001/1000

3 + 10分の4 + 100分の7 = 100分の347。

「1分の1の位」はありません。決まりごとは「どの位もとなりの10分の1」であって、十の10分の1は一、一の10分の1は10分の1です。小数点は境目のしるしであって、鏡ではありません。
232.3
点のあとの数字は、もっと小さな歩みを数えます:2.3 はまるごと二つと、十分の三です。 レッスン全体: 小数
0.30
30 かけら(100 のうち)は 0.30 — 同じ量を、もっと小さなかけらで数えただけです。 レッスン全体: 百分の一

大小くらべ — けた数が多いほど大きい、ではない

けた数が多いからといって小数が大きくなるわけではありません。それぞれの位の値は、あとに続く桁の数ではなく、その位そのものが決めるからです。0.9 と 0.35 を比べるには、うしろに0を書き足してけた数をそろえます。0.9 = 0.90 だからです。こうすればどちらも100分の1の位でそろい、90は35より大きいので、0.35のほうがけた数が多くても、9/10のほうが大きい数です。これがうまくいくのは、小数点のすぐ右が10分の1の位で、100分の1の位を見るまでもなく9/10が3/10に勝つからです。だから、まず整数の部分を比べ、次に10分の1の位、それから100分の1の位を比べます。10分の1の位が同じなら100分の1の位で決まり、けたが短いほうは長さがそろうまで0を足します。うしろの0は何も足さないので、値は変わりません。確かめるには、0から1までの数直線に両方を置いてみましょう。9/10のほうが1に近い位置にあります。

00.10.20.30.40.50.60.70.80.910.20.210.220.230.240.250.260.270.280.290.30.25

0.2から0.3までの区間には百分の一が10個入っていて、その中のどの数も最後の桁がどんなに大きく見えても< 0.3だ: 0.25 = 25/100 < 30/100

0.2と0.3の間で0.27を見つけよう

  1. まず整数の部分を比べます。
  2. 整数が同じなら、10分の1の位、次に100分の1の位、と一つずつ。
  3. 長さがふぞろいなら、そろうまで0を足します。

10分の6 対 100分の58 → そろえる → 100分の60 対 100分の58 → 10分の6の勝ち。

これで防げる間違いは、0.35 を「三十五」、0.9 を「九」と読んでしまうことです。小数点の右では、最初の位がいちばん重い — お金とまったく同じで、0.90ドルが 0.35ドルに勝つのは見た瞬間にわかります。くらべ方に迷ったら、お金に置きかえてみてください。
00.10.20.30.40.50.60.70.80.910.30.310.320.330.340.350.360.370.380.390.40.35
0.35 は 0.40 より小さいです。 レッスン全体: 小数をくらべる

やってみよう

010.70.76

0.7と0.76では、どちらが大きいですか?

010.40.40

0.4と0.40では、どちらが大きいですか?

たし算とひき算 — 小数点をそろえる

  1. 小数点がたてに一直線になるように数を書きます(短いほうは0を足します)。
  2. 整数のときとまったく同じに、位ごとに足すか引くかします — くり上がりもくり下がりも、点をまたいでそのまま働きます。
  3. 答えにも、同じたての線の上に点を落とします。

3.7 + 1.25 → 3.70 + 1.25 = 4.95。 5.2 − 1.84 → 5.20 − 1.84 = 3.36(くり下がりは、点をこともなげにまたぎます)。

点をそろえると、10分の1の上に10分の1が、100分の1の上に100分の1が乗ります。分数に通分が要るのと同じ理由で、同じ大きさのかけらの個数しか足せないのです。かわりに端をそろえてしまう — これが定番の間違いで、10分の1と100分の1を同じ大きさであるかのように足してしまいます。
250+175
あのすきまは百分の一のますです。ゼロでうめます — 何も変わりません。 レッスン全体: 筆算でたす
530210−218
0 − 8 はひけないので、十分の一を借ります — 十分の一は百分の一が十個分です。 レッスン全体: 筆算でひく

やってみよう

35+480

3.5 + 4.80

60+179

6.0 + 1.79

小数のかけ算はどうやりますか?

小数をかけるには、点がないものとして数どうしをかけ算し、それから両方の数の小数点以下のけた数を合わせて数え、答えにも同じけた数だけ小数点以下を残します。0.4 × 0.3 なら、まず 4 × 3 = 12 を求めます。それぞれの数が小数点以下1けたなので合わせて2けた、だから答えも2けたにして 0.12 です。これがうまくいくのは、この2つの数がそれぞれ10分の4と10分の3であり、10分の1どうしをかけると100分の1になるので、答えが100分の12になるからです。答えがどちらの数よりも小さくなるのもそのためです。部分のさらに部分を取ると、どちらよりも少なくなります。けたの数より積の数字が少ないときは、もう一手間必要です。100分の5かける10分の3なら、5 × 3 = 15 は3けた必要なので、15の前に0を置いて1000分の15にします。確かめるには見積もりを使います。10分の4の10分の3倍は、10分の3より小さいはずです。

0.60.41 × 1 = 10.6 × 0.4= 6/10 × 4/10= 24/100= 0.24

6/10 × 4/10 = 24/100 = 0.24: どちらの因数よりも小さい、部分の部分だからである

0.3 × 0.2を作り、百分の一の数を数えよう

  1. 点を無視して、整数としてかけます。
  2. かける数二つの小数点以下のけた数を、合わせて数えます。
  3. 右からそのけた数だけ入ったところに点を置きます。

6 × 10分の5 → 6 × 5 = 30 → 1けた → 10分の30、つまり3。

2.5 × 0.3 → 25 × 3 = 75 → 2けた → 0.75。

0.4 × 0.3 は (4/10) × (3/10) = 12/100 です。かける数はそれぞれ自分の ÷10 を持ち寄り、答えは両方を受け取ります。1より小さい小数をかけると答えが小さくなるのも同じ理由です — 何かの「10分の4ぶん」を取っているのであって、何分のいくつかを取れば、もとより小さくなります。0.4 × 0.3 = 0.12 が「かけ算は増えるはずなのに」と感じられたら、直すべきはその直感のほうで、答えではありません。
03×04
0.3 は小数第一位が 1 つ、0.4 も 1 つ。合わせて 2 つです。 レッスン全体: 小数のけたを数える
1000010001001010.10.010.00112012
だから 0.3 × 0.4 は 12 ÷ 100:どの数字も二けた右へ動いて、0.12 になります。 レッスン全体: 小数のけたを数える

やってみよう

089×9

0.89 × 9

005×002

0.05 × 0.02

小数のわり算はどうやりますか?

小数を整数で割るには、いつもどおり筆算をし、答えの小数点を割られる数の点の真上に置きます。7.5 ÷ 3 = 2.5 です。小数で割るときは、割る数が整数になるまで両方の数に10や100をかけます。12 ÷ 0.4 なら、両方に10をかけて 120 ÷ 4 = 30 になります。両方を同じ倍率で拡大しても答えが変わらないのは、問いが「一方が他方に何回入るか」だからで、120 に 4 が入る回数は、12 に 10分の4 が入る回数と同じです。割り切れないときは、最後のけたのあとに0を書き足して割り続けます。3 は 10分の30 でもあるからです。1より小さい数で割ると答えは大きくなるので、30 は 12 より大きくなります。確かめるには、かけ算に戻します。30 × 4 = 10分の120、つまり12です。

1.20.51.2 ÷ 0.5 = 2.42 収まる回数 + 2/5× 1× 10

0.5が2回分、1.2に収まる: 1.2 ÷ 0.5 = 2.4、割り算とは除数が何回収まるかを数えることである

除数を0.3にし、両方のバーを10倍に拡大しよう

小数を整数で割る — 点はまっすぐ上にあがる

いつもどおり筆算をします。

一が7 ÷ 3 → 2 あまり1 → その1は10分の10としてくり下がる。(くり下がりで10分の15になり、10分の15 ÷ 3 = 10分の5。)

49.612.4
十分の一 16 個 ÷ 4 = 4 個。点はまっすぐ上へ上がって:9.6 ÷ 4 = 2.4。 レッスン全体: 小数をわる

小数で割る — 割る数が整数になるまで両方を10倍

  1. 割る数が整数になるまで、両方の数を10倍します(必要なだけ何度でも)。
  2. あとはふつうに割ります。

両方に10をかける → 120 ÷ 4 → 30。

「12 に 0.4 はいくつ入るか」は「120 に 4 はいくつ入るか」と同じ答えです — 両方が10倍になったので、入る個数は変わりません。答えが 12 より大きいのも正しいことです。小さなかけらは、たくさん入るものだからです。1より小さい数で割ると増えるのは、1より小さい数をかけると減るのと同じ理由です。
660×10044×10both scaled by the same ten
両方を10倍します:どの数字も1けた左へ動いて、6は60に、0.4は4になります。 レッスン全体: 小数でわる
46015−420−200
あとはふつうのわり算です:60 ÷ 4 = 15、だから 6 ÷ 0.4 = 15 です。 レッスン全体: 小数でわる

やってみよう

0.415.6

15.6 ÷ 0.4

0.23

3 ÷ 0.2

小数の四捨五入

小数を四捨五入するには、残したい位のすぐ次の1けたを見ます。5以上ならその位を切り上げ、4以下ならそのままにして、残したい位より先のけたはすべて消します。4.56 を小数第1位までにするなら、10分の1の位を残し、100分の1の位の数字 6 を見て、切り上げて 4.6 にします。これがうまくいくのは、100分の6 が10分の1の半分である100分の5を超えているので、数がより大きいほうの10分の1の位に近いからです。9が切り上がるときは注意が必要です。一の位までくり上がるからです。2 と 100分の97 を小数第1位まで四捨五入すると 3 になり、10分の1の位には 0 を書いて、1けたであることをはっきり示します。確かめるには、答えが求められたとおりのけた数になっていること、そして元の数から半歩以内に収まっていることを見ます。

05010034

中点以上の値は切り上げ、中点未満の値は切り捨てになる。中点はどちらからも同じ距離にあるからだ

切り上がる一番小さい数を見つけよう

次の数字は6 → 半分を超えている → 切り上げ。 4.32 → 次の数字は2 → 4.3。

四捨五入そのもの、そして計算する前に見積もりに使う方法は、見積もりと四捨五入にひとつのガイドがあります。

3.453.43.53.47
3.47 は真ん中の印 3.45 より上なので、切り上げて 3.5 レッスン全体: 小数第一位・第二位までの四捨五入

やってみよう

2.552.52.62.52

2.52を小数第一位に丸めると?

6.656.66.76.65

6.65を小数第一位に丸めると?

有名どころを、そらで

1/8 = 0.1258 = 2 × 2 × 28 | 10³d = 8

1/8は3桁で終わる:8 = 2 × 2 × 2は2と5以外の素因数を持たないので、10のべき乗を割り切り、1/8は十分の1、百分の1、千分の1のいずれかで表される

dを16までスライドさせ、1/16が止まる理由を読み取ろう

小数分数百分率
0.51/250%
0.251/425%
0.753/475%
0.11/1010%
0.21/520%
0.333…1/333.3%

この数個で、日常の計算のほとんどが片づきます — 10%ひとつでどこまで行けるかは百分率のガイドに。(0.333… が循環するのは偶然ではありません。分数の小数が止まるか永遠にくり返すかは分母が決めます — その物語は、アプリの分数の小数が止まるか循環するかの理由のレッスンがきちんと語ります。)

0.5
かわりに十に切ると、色つきは五かけら。半分は 0.5 レッスン全体: 0.5 は半分
25 of 100
四分の一は十分の一に乗りません。かわりに 100 に切ると:四分の一は 25 かけら分。 レッスン全体: 0.5 は半分

名前をつけておく値打ちのある間違い、三つ

小数はお金と成長の話へ続いていきます。増減の百分率、逆算の百分率、単利と複利、物価の上昇、ローンの返済 — どれも同じ位取りを時間の上で使うだけで、小数・百分率・利息でまとめて扱っています。

あなたの番

三問だけ — 正解だと思うものをタップしてください。

0.3 + 0.45

0.6 × 0.2

いちばん小さいのはどれですか?

よくある質問

0.9 と 0.35 はどちらが大きいですか?
はい。0.9 は10分の9、0.35 は100分の35 — つまり10分の3と半分です。けた数が多いほど大きい、とはなりません。小数点のすぐ右の位がいちばん重いので、何よりも先に10分の1の位どうしを比べます。0を足すと見やすくなります。0.9 は 0.90 で、100分の90 は 100分の35 に勝ちます。
小数のたし算はどうしますか?
数の端ではなく小数点をそろえて書き、あとはいつもどおり位ごとに足します。3.7 + 1.25 なら、3.70 を 1.25 の上に書いて足すと 4.95 です。点をそろえると、10分の1の上に10分の1が、100分の1の上に100分の1が乗ります。同じ大きさのかけらの個数しか、足すことはできないからです。
かけ算でなぜ小数点以下のけた数を数えるのですか?
0.4 × 0.3 は (4/10) × (3/10) = 12/100 = 0.12 だからです。かける数それぞれが自分の10の力を分母に持ち寄るので、答えの小数点以下のけた数は二つを合わせた数になります。4 × 3 = 12 を計算し、2けたと数えて、点を置く。それで 0.12 です。
小数で割るにはどうしますか?
割る数が整数になるまで、両方の数を10倍ずつしてから、ふつうに割ります。12 ÷ 0.4 は 120 ÷ 4 = 30 になります。両方を同じ数でかけても答えは変わりません。「12 に 0.4 はいくつ入るか」という問いは、「120 に 4 はいくつ入るか」と同じ答えを持つからです。
小数の四捨五入はどうしますか?
そろえたい位のすぐ次の数字だけを見ます。5以上なら切り上げ、4以下なら切り捨てです。4.56 を小数第1位までにするなら、次の数字が 6 なので切り上げて 4.6。決めるのはその1文字だけで、その先の数字は何も関係ありません。
Mr. Chalk