計算の順序
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数か月おきにネットで言い争いになる式があります。2 + 3 × 4。20 だという声と 14 だという声が半々に分かれ、正しいのは 14 のほうです。だれかが多数決で決めたからではなく、3 × 4 ははじめから二つの数ではなく、ひとかたまりだったからです。
計算の順序とは何ですか?
計算の順序とは、計算のどの部分を先にやるかを決める決まりです。かっこ、次に累乗とルート、次に左から右へ掛け算とわり算、最後に左から右へたし算とひき算の順です。20 − 2 × (3 + 4) では、かっこが先で 7 になり、かけ算で 2 × 7 = 14、ひき算で 20 − 14 = 6 になります。だから 20 − 2 × (3 + 4) = 6 です。この決まりがあるのは、だれもが計算を同じ順番で読めるようにするためです。PEMDAS、BODMAS、BIDMAS はどれも名前がちがうだけの同じ一覧です。二つの演算が同じ段にあるところでよくつまずきます。かけ算とわり算は対等な仲間なので、左から右へ進めます。12 ÷ 3 × 2 = 4 × 2 = 8 であって 2 ではありません。確かめるには、やった順にそれぞれの手順をかっこで囲んでみます。20 − (2 × (3 + 4)) = 6。
- まずかっこ。かっこの中は、外と関わる前に片づきます。
- 次に × と ÷ を、左から。ひとつの段を、ひとなでで。( のような累乗はこの段のすぐ上にあります。先に2乗して、それからかけます。)
- 最後に + と − を、左から。これもひとつの段、ひとなでです。
決まりはこれで全部です。学校で習う「かっこ かけ算・わり算 たし算・ひき算」も、英語圏の PEMDAS や BODMAS も、同じこの一覧に別の帽子をかぶせたものです。
やってみよう
(21 − 12) ÷ 3
(10 − 8) ÷ 2
なぜこの順番なのか
これは(2 + 3) × 4 = 20を計算しているが、それは2 + 3 × 4の意味ではない
ルールどおりの順番でやろう
かっこは、その反対の場面のためにあります。たし算を先にしてほしいときは、そう声に出して言う。(2 + 3) × 4 = 5 × 4 = 20。同じ三つの数で、別の文です。
計算の順序は例題でどう働きますか?
例題は段を一つずつ進めます。4 + 6 × 2 − 3 では、まずかけ算です。6 × 2 = 12 なので、式は 4 + 12 − 3 になります。次にたし算とひき算を左から右へ行います。4 + 12 = 16、16 − 3 = 13。だから 4 + 6 × 2 − 3 = 13 です。そのまま左から右へ計算すると 17 になってしまい、これは間違いです。6 × 2 は、何かを足す前にまず求めなければならない一つの量だからです。かっこは順番を変える場合です。(4 + 6) × 2 − 3 は先に足すよう指示しているので、10 × 2 − 3 = 20 − 3 = 17 になります。累乗は一段上のかっこのように働きます。 では先に2乗するので、2 + 9 = 11 です。確かめるには、かっこを書き入れます。4 + (6 × 2) − 3 = 13。
第2段が第3段に勝つ — 足す前にかける
14
22 — 二つの包みを先にほどいてから、たし算です。
かっこは文を変える
20
8
四則が一度に出てくる式
段の順に進めます。かっこ、次に × と ÷、最後に + と −。
14
累乗が入るとき
29 — 2乗がいちばん先にほどけ(これはかけ算をさらに縮めた書き方で、一段上にいます)、次に ×、最後に + です。
やってみよう
6 × 3 + 5
15 − 6 ÷ 3
計算の順序について何を間違えやすいですか?
いちばん多い間違いは、PEMDAS を六つの別々の手順として読み、すべてのかけ算がすべてのわり算より先、すべてのたし算がすべてのひき算より先だと思い込むことです。実際にはかけ算とわり算は一つの段を分け合い、たし算とひき算はもう一つの段を分け合っていて、それぞれの段は左から右へ進めます。だから 12 ÷ 2 × 3 = 6 × 3 = 18 であり、先にかけ算をすると 12 ÷ 6 = 2 になってしまい、これは間違いです。同じように 10 − 4 + 3 = 6 + 3 = 9 であり、先にたし算をすると 10 − 7 = 3 になります。この組が段を分け合うのは、わり算がかけ算を打ち消し、ひき算がたし算を打ち消すからで、どちらもその相棒より上位ではありません。二つ目の間違いは、段の中を右から左へ進めることで、これはわり算かひき算がからむときだけ答えを変えてしまいます。ひき算を含む式を確かめるには、それぞれのひき算を負の数を足す形に書き直すと、順番はもう関係なくなります。10 + (−4) + 3 = 9。
÷と×は同じ階層、+と−は別の階層である: 同じ階層の中では、最初に出会った演算を左から右へ最初に行う
左から右の順を選び、最後までスキャンしよう
- × と ÷ を別々の段として読むこと。× と ÷ はひとつの段で、左から順です。+ と − も同じです。8 ÷ 2 × 4 = 4 × 4 = 16 であって 1 ではありません。8 − 2 + 5 = 6 + 5 = 11 であって 1 ではありません。
- 右から左へなでてしまうこと。同じ段の中では、左から右へ進みます。
やってみよう
6 × 3 + 5
15 − 6 ÷ 3
あなたの番
三問だけ — 正解だと思うものをタップしてください。
3 + 4 × 2
(3 + 4) × 2
20 − 12 ÷ 4
よくある質問
- 計算の順序とは何ですか?
- まずかっこの中、次に累乗、続いて かけ算とわり算 を左から順に、最後に たし算とひき算 を左から順に計算します。ですから 2 + 3 × 4 は 2 + 12 = 14 です。式の中でどちらが先に書かれていても、かけ算がたし算より先に働きます。
- なぜ かけ算は たし算より先なのですか?
- 3 × 4 は、はじめから「4が3つ分」というひとかたまりを表しているからです。2 + 3 × 4 は、2 に「4が3つ分」というかたまりを足す式です。かたまりを先にほどくのは、だれかが決めた作法に従っているのではありません。式がそう書いてある、というだけのことです。
- 8 ÷ 2 × 4 はいくつですか?
- 16 です。かけ算とわり算は同じ段にあり、左から順に計算します。8 ÷ 2 = 4、そして 4 × 4 = 16。かけ算をわり算より先にすると 8 ÷ 8 = 1 になりますが、それは存在しない優先順位を持ちこんだ結果です。
- 8 − 2 + 5 はいくつですか?
- 11 です。たし算とひき算も同じ段にあり、左から順に進みます。8 − 2 = 6、そして 6 + 5 = 11。先にたし算をして 2 + 5 = 7、8 − 7 = 1 とするのは、ここにない優先順位を使っています。