九九の練習
九九が体にしみこんでいると、その先の算数がまるごと速くなります。わり算も、分数も、割合も、暗算のコツも、どれも九九の上に乗っているからです。しかも、81個をひとつずつ力ずくで覚える必要はありません。ほとんどはただでついてきます。
本当に手ごわいのは6個ほどです
81個から、暗記とは言えないものを引いていきます。
- 1の段は覚えるものではなく、規則です。
- 2の段は「倍」で、たいていの人はもうできます。5の段と9の段はパターンが強く、覚えるまでもありません(下で説明します)。
- どの九九にも双子がいます。3 × 8 と 8 × 3 は同じ一つです。残りがそこで半分になります。
残るのは小さな中心部 — およそ 6×7、6×8、7×8、7×9、6×6、7×7 です。どこかに力を集めるなら、ここです。下の表で色をつけてあります。
段ごとの、知っておく値打ちのあるコツ
9の段 — 指で読む
指を10本立てます。9 × 4 なら、左から4本目を折ります。左に3本(30)、右に6本(6)で 36。
5の段 — 半分にして10倍
5 × 8 → 8の半分は4 → 40。答えの一の位はいつも0か5です。
4の段 — 倍にして、もう一度倍
4 × 7 → 14 → 28。同じように8の段は、倍・倍・倍です。
11の段 — 数字を並べる
一桁なら同じ数字を二つ並べるだけ:11 × 7 = 77。二桁なら、二つの位を足して真ん中に入れます:11 × 23 → 2 (2+3) 3 → 253。
3の段 — 倍にして、もう一つ足す
3 × 7 → 7の倍は14、そこに7を足して 21。3の段がまだ固まらないうちに役立ちます。
6の段 — 知っている5の段に、もう一つ足す
に 7 を足して 42。5の段がやさしいぶん、これが表のいちばん手ごわい真ん中へのいちばん速い道です。
表 — 手ごわいところに印をつけて
| × | 3 | 4 | 6 | 7 | 8 | 9 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 3 | 9 | 12 | 18 | 21 | 24 | 27 |
| 4 | 12 | 16 | 24 | 28 | 32 | 36 |
| 6 | 18 | 24 | 36 | 42 | 48 | 54 |
| 7 | 21 | 28 | 42 | 49 | 56 | 63 |
| 8 | 24 | 32 | 48 | 56 | 64 | 72 |
| 9 | 27 | 36 | 54 | 63 | 72 | 81 |
覚えておくと得なもの:56 = 7 × 8 は 5、6、7、8 と並びます。
身につく練習のしかた
順番を混ぜる
「3、6、9、12…」と唱えるのは鎖であって、思い出す力ではありません。冷たく 3 × 7 と聞かれると、鎖で覚えた人は最初から数え直します。ばらばらの問いだけが本当の想起を強いて、記憶を強くします。
短く、毎日
1日5分は、日曜に1時間まとめてやるより効きます。記憶は思い出すたびに強くなるので、10日に分けた10回は、一度に詰めこんだ50回よりずっと価値があります。
間隔をのばしていく
できた九九は出てくる回数を減らし、間違えた九九は早く戻ってくる。これが間隔反復で、よくできた練習アプリが紙のプリントに勝つ理由です。プリントは、必要かどうかに関係なく全部を平らに聞いてきます。
速さを追うのは、正確さのあと
まだ固まっていない九九を時間で追うと、当てずっぽうを覚えてしまいます。まず確実に当たるようにする。速さはそのあと、放っておいても付いてきます。
4週間の組み立て
- 1週目: ただでもらえる段 — 1、2、5、10の段。5分の習慣をつくります。
- 2週目: 9の段(指)と3の段(倍にして一つ足す)。1週目も混ぜ続けます。
- 3週目: 4の段と8の段を倍で。1〜2週目はそのまま混ぜます。
- 4週目: 手ごわい中心 — 6×6、6×7、6×8、7×7、7×8、7×9。6個に1週間、時間は十分あります。
スワイプで練習する
Math Challenge はこれを短いスワイプゲームにしています。順番はばらばら、間違えたところに合わせて難しさが動き、手ごわい九九ほど何度も戻ってくる — 上に書いた組み立てを、自分で管理しなくてもそのまま回せます。デイリーチャレンジは無料で、アカウントもいりません。
あなたの番
三問だけ — 正解だと思うものをタップしてください。
7 × 8
6 × 9
12 × 12
思い出すのが自動になったら、次は暗算のコツ(英語)が自然な一歩です。ほとんどのコツは、九九が即答であることを前提にしています。