わり算

わり算は難しいという評判がありますが、その評判に根拠はありません。どのわり算の問題も、かけ算の問題を逆向きに読んだものです。72 ÷ 8 は「8 にをかけると 72 か」というだけのこと。九九が身についているなら、答えはもう手の中にあります。このガイドは、それを読み出す方法の話です — すばやい暗算から本格的な筆算まで、一歩ずつ。

わり算の意味(二つの絵)

分ける:あめ12個を3人で — ひとり何個?まとめる:あめ12個を3個ずつふくろに — ふくろはいくつ?どちらも 12 ÷ 3 = 4 で、どちらの絵も大切です。「分ける」は子どもがはじめてわり算に出会う形、「まとめる」は大きな数まで通用する形です(長いわり算は、まとめる作業を手順にしたものです)。

二つの絵があるからこそ、12 ÷ 3 は二つのちがう現実の問いに一つの数で答えられます。数学がここであいまいなのではありません。倹約しているのです。

暗算のわり算

第1歩:九九を逆から読む

56 ÷ 7 → 「7 に何をかけると 56?」 → 8。新しい技術ではありません。もう持っている事実を、反対向きに読むだけです。

第2歩:4 と 8 は半分にして割る

  1. ÷ 4 は、半分にして、もう一度半分。156 ÷ 4 → 78 → 39
  2. ÷ 8 は、半分を3回。328 ÷ 8 → 164 → 82 → 41
4 は 2 × 2、8 は 2 × 2 × 2 なので、それらで割ることは 2 で割ることを必要な回数だけくり返すことです。半分にする計算は、だれもが速くできる唯一のわり算 — このコツは、新しい何かを求めるかわりに、それを3回使い回します。

第3歩:分けて割る

割る数のきりのよい倍数を先にはがし、残りを分けます。

91 ÷ 7 → まず 70 をはがす(7 が10個) → 残り 21(7 が3個) → 10 + 3 = 13

これが通用するのは、わり算が分けた両方に行き渡るからです。(70 + 21) ÷ 7 = 70 ÷ 7 + 21 ÷ 7。どちらの部分も簡単になるように分けた — その選び方こそが、この技術の全部です。

筆算 — 一けたずつ

暗算に収まらない大きさになったら、左から右へ、一けたずつ、あまりをくり下げながら進みます。

852 ÷ 4:

  1. 8 ÷ 4 = 2、あまりなし。
  2. 5 ÷ 4 = 1 あまり 1 — その 1 は次のけたの頭にくり下がります。
  3. それで最後のけたが 12 になります。12 ÷ 4 = 3

答え:213。たしかめ:213 × 4 = 852。✓

くり下がりは、位取りが仕事をしている姿です。十の位で残った「1」は十が一つ。一の位の 2 のとなりに置けば、一が十二個になります。筆算とは、位を一つずつ分けて、おつりを下に回していく作業にほかなりません。

長いわり算、こわがらずに

長いわり算は、頭の中でくり下げていたあまりを紙に書き出した筆算です — だからこそ、割る数が二けたになって頭に収まらなくなっても通用します。四つの動きを、終わるまでくり返します。

  1. たてる — 割る数は何回入るか。上に書きます。
  2. かける — それでどれだけ使ったか。
  3. ひく — 残りはいくつか。
  4. 次のけたをおろして、くり返します。

936 ÷ 24:

  1. 93 に 24 は 3 回入ります(3 × 24 = 72)。3 を書きます。
  2. 93 − 72 = 21 が残ります。
  3. 6 をおろして → 216。
  4. 216 に 24 はちょうど 9 回(9 × 24 = 216)。9 を書きます。残りなし。

答え:39。たしかめ:39 × 24 = 936。✓

たてる・かける・ひく・おろすは、おまじないではありません。ひと回りごとに「まるごとの山はいくつ入り、まだ配られていないのはいくつか」に答えています — まとめる作業を、手順にしたものです。ひき算の行は、そこまでのあまりそのもの。けたをおろすのは、そのあまりを手に持ったまま次の位に移ることです。

あまり — 配るには小さすぎる部分

17 ÷ 5 = 3 あまり 2 — 3 が五つで 15 を使い、残った 2 は、もうひと山の 5 にとどきません。

あまりはかならず割る数より小さい — そうでなければ、もうひと山入るはずです。この一文は、長いわり算のひと回りが終わったかどうかのたしかめにもなります。

あまりをどうするかは、問いしだいです。17人が5人乗りの車で行くなら車は4台(切り上げ)。17ポンドを5人で分けるならひとり 3.40 ポンド(小数へ割り進めます)。

割らずに、割り切れるとわかる

割り切れる数見分け方
2一の位が偶数374 ✓
5一の位が 0 か 5485 ✓
3各位の和が 3 の倍数738 → 18
9各位の和が 9 の倍数738 → 18
10一の位が 0730 ✓
各位の和で見分けられるのは、10、100、1000…を 9 で(そして 3 で)割ると、どれもあまりが 1 だからです。だから、どのけたの数字も、あまりには自分自身のぶんしか差し出しません — 各位の和は、もとの数と同じあまりを運びます。手品のようですが、これも位取りです。

アプリでちゃんと学ぶ

上のどの動きも、Math Challenge では図と練習問題つきのひとつのレッスンです。

置き場所は基本の計算のレッスン割り切れるきまりのレッスンです — 上にあげたものはすべて無料です。

ゲームで練習する

わり算のトピックは、答えが整数になるわり算を出します。九九の事実から始まり、3648 ÷ 48 のようなハードモードの問題 — 四けたまでの数を二けたで割る — まで育っていくので、どの問題もかけ算で答えをたしかめられます。

あなたの番

三問だけ — 正解だと思うものをタップしてください。

91 ÷ 7

156 ÷ 12

50 ÷ 7 の余りは?

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