百分率

パーセントは「100 に対していくつ」という意味です。35% は 100 のうちの 35 — つまり分母をあらかじめ決めておいた分数で、それこそがパーセントが世に広まった理由です。分母のちがう二つの分数は比べにくい。二つのパーセントなら、比べにくいことは一度もありません。

そして、それが暗算の鍵でもあります。あなたはパーセントを計算しているのではなく、すでに知っているいくつかから組み立てているのです。

すべてを 10% から組み立てる

10% は、小数点を1つ左に動かした数です。ほかのパーセントはどれも、そこから作った部品の短い足し算です。

出したいものやること例(240 の)
10%小数点を1つ動かす24
1%小数点を2つ動かす2.4
20%10% を2倍48
5%10% の半分12
15%10% + 5%36
25%4分の1 — 半分の半分60
35%10% + 20% + 5%84

300 の 17% → 10% は 30、5% は 15、1% は 3 なので、30 + 15 + 3 × 2 = 51。

同じ量に対する割合であるかぎり、パーセントは足せます。同じ数の 10% と 5% は、ほんとうにその 15% になる。だからパーセントは、一度に計算するのではなく、やさしい部品から組み立てられます。暗算でのパーセントは、ほぼすべてここから出てきます。

パーセントの入れかえ

y の x% は、いつでも x の y% と同じ — そして、たいてい片方がずっと楽です。

25 の 4% は面倒だが、4 の 25% は 1。 50 の 18% → 18 の 50% = 9。 50 の 12% → 12 の 50% = 6。

どちらも x × y / 100 という同じかけ算を、別の順で読んでいるだけです。かけ算は順番を気にしないので、入れかえはただ。始める前にもう片方を一瞥するのに、費用はかかりません。

増減率

変化した量をもとの量で割り、100 をかけます。

40 → 50:変化は 10、もとは 40 なので、10 ÷ 40 = 0.25 → 25% の増加。

50 → 40:変化は 10、もとは 50 なので、10 ÷ 50 = 0.2 → 20% の減少。

この二つは矛盾ではありませんし、なぜかに気づくことが、パーセントを理解するということのほとんどです。パーセントはつねに何かに対する割合で、行きと帰りではその「何か」がちがいます。10 は 40 の 4分の1 であり、50 の 5分の1 です。パーセントがおかしいと感じたら、最初の問いはいつも「何に対するパーセントか」です。

パーセントは積み重ならない

100 が 10% 上がって 110。そこから 10% 下がると 99 で、100 ではありません。

下がった 10% は 110 の 10% で、100 の 10% より大きいからです。50% 失った損を取り戻すのに 100% の利益が要るのも、同じ非対称のせいです。

値上げと割引を一手で

部分を出してから足したり引いたりせず、かける数で最終の金額まで一気に行きます。

変化かける数
+10%1.180 → 88
−10%0.980 → 72
+20%1.280 → 96
−25%0.7580 → 60
−30%0.780 → 56
30% 引きは 70% が残るということで、何かの 70% は 0.7 × それ です。かける数へ直接行けば手間は半分になり、いちばん間違えやすい段階が消えます。続けて何度も変わる場合も楽になります。10% の値上げが二度なら × 1.1 × 1.1 = × 1.21 で、単純に足した 20% ではなく 21% です。

割引前の値段を戻す

やっかいなほうで、練習しておく値打ちがあるほうです。変化したあとの値段がわかっていて、その前の値段を知りたい場面です。

20% 引きでコートが 60。60 はもとの 80% なので、もとは 60 ÷ 0.8 = 75。

8% の税込みで会計が 108。108 は税抜き額の 108% なので、108 ÷ 1.08 = 100。

パーセントを足し戻すのが典型的な誤りです。60 に 60 の 20% を足すと 72 で、75 にはなりません。その 20% はもとの値段に対する割合であって、値引き後に対するものではありませんでした。戻る道は、かけられたとわかっているかけ算を取り消すことだけです。行きが × 0.8 なら、帰りは ÷ 0.8 です。

日常でよく出てくるもの

見ただけで言えるようにしておきたい分数

これを覚えておくと、計算そのものがなくなります。

百分率分数手の動き
50%1/2半分にする
25%1/4半分にして、もう半分
75%3/4半分を二度、それを3つ分
33.3%1/33 で割る
20%1/55 で割る
12.5%1/8半分を三度

これがどこから来るのかは分数のガイドに、残りの暗算のコツは暗算のコツ(英語)にあります。

このページで扱ったのは、パーセントを一度だけ働かせる場面です。繰り返し働かせると、利息や減価や物価上昇になります。複利、実効利率、ローンの返済、年金の計算は小数・百分率・利息で扱っています。

名前をつけておく値打ちのある間違い

ゲームで練習する

Math Challenge には百分率のトピックがあり、いちばん核になる動き — ある数の何パーセント — を出題します。仲のよい数の 10%、25%、50% から始まり、正解するほど、あまり覚えていないパーセントへ広がります。このページのすべてがそこから組み立てられている部品で、自動化しておく値打ちがあるのはこの部品です。

パーセントの入れかえは、図つきの「マジックトリック」36本のうちの1本でもあります。まず理由を教え、それからその技での練習に入ります。こちらは無料の入門トリックではなく Pro のセットですが、上の百分率トピックは購入なしで遊べます。

あなたの番

三問だけ — 正解だと思うものをタップしてください。

80の25%

200の15%

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